不動産を買い取ってもらいたい売主の気持ちを考えてみた。

買取再販営業の日々

こんにちわ、伯です。不動産買取営業マンです。買って、売って利益を出して、おまんま食べてます。

タイトルにもある通り、不動産買取屋として、末永く生きていくために不動産を売りたい売主の気持ちを考えてみました。ここから出た結論は売主は高くは売りたいがやはりその売主の人間性によって買取できるかどうかが分かれるなと思いました。具体的に書いていきます。

不動産を売りたいときってのはどんな時だろうか。

第一位の理由としてはいらなくなったから売却これが一番デカイだろう。なぜかって日本人は不動産に対して特に思い入れが強い民族ってのがあると思う。日本は不動産の価値が海外諸国に比べ価値が高い。だからこそ、銀行だって大きな金額を貸せる不動産に積極的だ。誰だって土地を手放すことに抵抗があるし、自分にとって有益な土地(賃貸収入が入ってきたり、ブランドがある土地)なら売る必要もないのだから。でも売らなきゃいけない。それは税金がかかったり、維持(掃除や管理費など)をするために費用がかかるからに他ならない。

日本という国は金持ちは金持ちのままではいさせないという国のシステムになっている。大きな土地を持っていたとしても、相続した時点で多額の税金を支払えず、やむなく売るというパターンがほとんどだ。なら次に考えるのはどんな人に売りたいのか?ということだ。

どんな人に売りたいのか?

ここも圧倒的第一位の理由としては、金額が高い人に売りたい。これに尽きるだろう。金額が多少しか変わらなければ、感じがいい人に売りたい。大切に不動産を使ってくれそうな人に売りたいみたいなとこはあるかもしれないが、やはり売る以上、金額にこだわりたいというのが一番だ。ここまででだいたい、売りたい人の思考がわかったと思う。

次からは具体的な行動として、売るのを手伝ってくれる人を探さなければならない。自分で売ることができるなら苦労はないが、不動産を売るためには膨大な知識と経験値が必要になる。素人がやるにはハードルがかなり高く、メルカリのノリではとても売買できない。なんか問題があったとしてもタダなら問題ないが得てして、問題というのはお金がかかる話になるからトラブルなのである。その危険性が限りなく低くするため、あるいはスムーズに売却をするため、我々不動産屋が出てくる。

まず不動産を売ろうとして思い浮かぶのは、毎日毎日届く、不動産屋からのチラシだろう。初めて毎日膨大にゴミとして処理されていたチラシに意味が出てくる瞬間である。思いつくところで大手不動産会社のチラシ、住友、三井、東急、野村、大成有楽こんなところか・・・・・次にインターネットで情報収集がある。しかし、Google検索窓で検索するにしても「不動産 売却」「不動産 売却するなら」なんて叩いてみてもここで査定しろなんてものは出てきません。

要するに不動産業界はまだまだクローズドなマーケットであり、業界自体の情報があまり表に出ていないのです。となるとまずはテレビCMを打っていたり、上場会社である大手の不動産屋さんならコンプライアンス※信頼ができるから相談だとなるわけですが、

ここで一つ、この章で大事であり、本質を言います。

それは不動産屋はどこで売却しようが金額に対して差はございません。適正価格ならいつか必ず売れます。それは不動産屋には元付、客付けという役割があるからです。

まーここら辺の話題はまた改めて話すとして、おおよそ、不動産屋3社ぐらいに話を聞けば自分たちの持っている不動産の売却価格が分かると思います。インターネットでも、スーモやホームズなど見ればだいたい自分たちの不動産のまわりの販売物件が出ているので、売却価格がどれぐらいの相場なのかは確認できると思う。あとは営業マンが信頼できるかどうかを確認して売りに出すという感じ。

不動産というのはタイミングである、その時、その瞬間売りたいと思う人がいれば売れ、その時、その瞬間に買いたいという人がいれば買うのである。タイミング、この言葉の重みがわかる人は営業としてレベルが高い人だと私は思う。

以上、売りたい人ってのはおおよそこんな流れで売りに出したいと思うのだが、よくある話として、買いたいと来た話を断ってしまう人がいる。俗にいう欲が出る瞬間である。売りに出してまだ間もないし、もっと高く売れるのでは?とか、もうちょっと様子を見てみたいという気持ちから出てくるものである。気持ちはわかるが、これは実にもったいない。不動産を取り扱っといてわかることだが、買いたいと話がきたら売ってしまったほうがいい。

売り出してから買付が2枚も3枚も飛んでくるような状況なら話は別だが、おおよそ3か月ぐらい売却期間を取り、1度も買付が飛んできてない状況で上記のような話が来た場合は売ってしまえ。これはアドバイスであり、本質である。

もしかしたら買いたい人はその地域で自分の希望に合う物件を長年待っていた人かも知れないからだ。買主側の気持ちになってみればわかる。不動産という大きな金額が動く商品では買うほうも真剣である。妥協はしたくないのである、だからこそ、その地域のその不動産が出るのを待っている人なんてのは無数にいる。たまたまそれが売り出しのタイミングと被ったのかもしれないそういう可能性もあるからだ。

もちろん、売るか売らないかは所有者が決めることだが、次にそういう話が来るのは何年後になるかわからないし、もしかしたらまたすぐ来るかもしれないが時期に関してはわからない。これは経験則であり、決して営業マンだから早く買いたい、売りたいというわけではない。経験則から、そういう話を断るとそのあと全く、音沙汰がないというのはよくある話なので、まわりに不動産屋の知り合いがいる場合は一度話を聞いてみてほしい。

今回は売主視点で書いてみたが、我々買取屋はそういう売主様の気持ちも考えて営業しています。安く買いたい。なんてのは少しは考えているけど、それは不動産を買う人ならだれもが思っていることなので、あえて言葉にしません。ある意味、プロである分、判断が早いのでプロが買いたいと思っている物件ということを所有者さんは誇りに思っていただいて構いません。

今後も私は買取屋として自分が良いと思っている物件を高値で買い取りたいと思っています。仲介様、売主様今後ともよろしくお願い致します。

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