なぜ不動産屋は独立すると買取屋になるのか

買取再販営業の日々

こんにちわ伯です。本日はなぜ不動産屋は独立するとみな買取屋になるのかを
深堀していきます。仲介だっていいじゃない、客付けだっていいじゃないという意見ももちろんありますが、効率性を考えたら買取屋になるのが手っ取り早いという話です。

結論、一番早く稼げるからです。

不動産屋はみな独立をしたがります。これについては異論はないと思います。
そりゃ自分でやったほうがすべての儲けは自分に帰属しますからね。
それと独立しやすい業界構造というのも影響しています。いい情報は会社に集まる訳ではなく、その中で働いている営業マンに集まります。

  • 看板だけではいい情報は来ません。

不動産屋は情報8割、資金力2割の世界です。結局は情報商売なので、いい物件情報と資金面はスポンサーになる人がいればなんとでもなります。
事務所も場所も経費もいらないです。携帯電話とパソコンでやれる商売です。
ここらへんはIT業界と似ていますね。話変えます。単純に1000万円を利益で上げたいと考えたとき、買取転売だと難しくない数字です。1億円の物件を買って、1.2億円ちょいぐらいで売れば目標達成です。そこにかかる経費、時間、よい物件情報を探す手間はありますが、たった1件で達成できるという可能性があります。

  • 在庫を持つのはリスクなんじゃないの?

これについても異論はありませんね。確かにリスクです。ただ、仕入れる際に売れる目線を間違えなければ時間がかかろうが不動産というのは必ず売れます。
反対に仲介で1000万円の利益を上げようと考えたとき、単純に1発の取引だと3億円の物件を売買すればだいたい1000万円の仲介手数料が手に入ります。これ1回でも不動産仲介やったことある人なら分かりますが、3億円の物件をぽんと買う人ってなかなかいません。というかまとめるのが難しいです。
両手仲介できるなら1.5億円の物件でもいいのですが、同じくそうそう簡単にまとまりません。というのは

不動産取引というのは意思決定権者が、少なければ少ないほど纏まります。

仲介やる場合は最低でも売主、買主、仲介と3人出てきます。分かれの場合は4人、意思疎通すべき人間が出てきます。買取屋なら上記の場合でも1人以上、登場人物減るので、纏まる確率がグッと上がります。それに仲介だとつまるところ他人のふんどしで商売してるので、売る買うが纏まったとしても、最悪やっぱり売るの辞めたー買うの辞めたーとなる場合もあります。こういう面倒くささがないのも買取屋のメリットです。
勘の良い人なら気づいたと思いますが、登場人物が多くなる仲介に情報渡すより、実際に買ってくれる人、売ってくれる人に情報を渡した方が仲介の場合、両手仲介出来るので取り分も増えますね。
ていうことは、不動産で稼ごうと思ったら買取屋から仲介さんにアプローチした方がいい情報が集まりやすいです。

え?逆はないの?物件の売主になればいいじゃん。

売り元の仲介になればいいじゃんていう話もありますが、まず売主になるには物件を買って売れば売主になれますし、売り元仲介※物上げ仲介になるのはほぼ絶望的です。大手仲介業者がその広告量とネームブランドで圧倒的シェアを取っており、中小仲介は入る余地はありません。よって、消去法により、独立する場合は客付仲介になるか、買取屋になるかになります。
上記の理論を代用するならば買取屋になるのが圧倒的に多いです。要するにいい情報を、得るためですね。この業界、実際に入ればわかりますが、やっぱり契約が決まらないとお金になりません。
売主側、買主側、両方同じです。だから、最優先事項は契約が1番決まりやすい営業形態は何かで考えて独立すると冒頭で話したように買取屋という選択肢になる訳です。

賃貸で独立、管理で独立などはまたちょっと違う世界なので、今回の話の中では無視しました。私は賃貸業界も管理もやってる人間なので、次はそんな話も書けたらいいなと思ってます。という感じで本日は以上です。

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