買取屋は事業家である。

買取再販営業の日々

どうも伯です。不動産を買い取り、加工し再販して、収益上げてます。

我々は事業家である。

買取屋というのは事業家である。市場価値として、低い値段のついている物件を探し出し、加工して、付加価値を上げたうえで販売する。すべての買取屋はこの基本原則のもと営業しています。

この市場価値として低い値段がついている物件を探すというのがほんとに難しい。不動産というのは人間の欲望がモロに出る商売がゆえに、てめえ自身が一番儲かりたいという気持ちがまず前面に出ます。

そんな人の本心が前提としてあるのに、値段を市場より安く出すというのは本来ありえないことなのですが、私たちは投資家でもあり、事業家です。付加価値を付けられれば高く売ることができるならば、通常通りの値段で買っても問題はないのですが、普通は無理です。

なぜなら世の中の不動産商品の建物自体において差別化というのはほぼ無理だから。※商品の独自性というのはエンドにはわかりにくい。

わかりやすく質問します。例えばみなさんが住宅展示場に行ったとします。住宅展示場にはたくさんのハウスメーカーからいろんな家が出てますね。みなさん、どこのメーカーがどう違うのかわかりますか?

おそらく、わからないと思います。ただ、なんとなく、この家はいいなーぐらいのノリで決める人が9割ではないでしょうか。たとえ、ハウスメーカーの営業マンが親切に建材や設備のことについて教えてくれても、翌日になったら忘れていることでしょう。

それよりもこういうわかりにくい商品があるときエンドが重視するのは、感覚です。なんとなく、色合いが好きとか、部屋が明るいとか、部屋数が多いとか、そんなもんです。そうつまり、専門家でない限り、本当に良いものとかはわかりずらいのです。まーそのために営業マンがいるというのも頷けますが、やっぱり最初は感覚で入ります。

一番エンド顧客がわかりやすい指標が値段です。価格だけなら、あれが安い、これが安いなど、目に見てわかりやすいから。だからこそ、不動産買取屋は一番に値段を重視します。正直、建物込みの価格で2億ぐらいになってくると建物の違いが如実に現れるので、なんとも言えませんが、ここではその説明は省きます。建て込み1憶以内という目安でいきます。

我々は事業家なので、儲けなければなりません。安く買わないといけません。所有者が気づいていない価値に真っ先に気づき、電光石火で物件を抑える。それが私の仕事です。そのために物件をたくさん見て、物事を知り、勉強を重ね、知見を拡げなければ、物件の真の価値に気づけません。買取屋というのは自分の人生経験がもろに出る泥臭い商売です。誰でもチャレンジはできますが、誰でも儲かることはできません。一生、磨き続けなければならない。時が流れれば、法律も変わり、地価も変わり、人口も街自体が変わります。そうすると今まで価値のなかったところに価値が出てくるかもしれません。そういうのをいち早く感じ取り、物件を買っていくというスリル。売れれば収入が青天井のこの世界にとてつもなく魅力を感じるのです。

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