滅失登記行ってきた。

こんにちは、

不動産買取再販営業、伯です。

今日は題名の通り、法務局へ滅失登記に行ってきました。

同じ不動産業界でも建売屋さんなら売買時、どーせ古屋を壊すなら、建物の登記を入れずに取り壊して、滅失登記するのは良くあることで、営業マンなら誰しもがやったことある滅失登記。

しかし、今回は久しぶりに僕自身が1宅地の戸建て用地を買ったので、約1年ぶりの滅失登記をしました。

結論から言うと、もう酷い!全部忘れてた笑

滅失登記なんて、お金かからないし、委任状と登記申請書と解体業者の取り壊し証明とか印鑑証明持ってけば楽勝っしょ、ぐらいなノリで当日法務局に乗り込んでみたものの、、

だいぶやり方を忘れていたようで、

申請書へ代理人記載ないわ、建物には移転登記を打ってないので、前所有者からの委任状並びに印鑑証明忘れるわで、もはや何しに法務局へ行ったか分からなかったです笑

※会社が会社ならぶっ飛ばされてるところです(〜 ̄▽ ̄)〜

これがブランクなんだなーと、めんどくせーとか思ったけど、この表示登記はしっかりやっとかないと後々、※建物の取り壊しから1ヶ月以内が原則。

苦い思いをする事があるだけに、面倒くさかったけど、しっかりやりました。

これは昔あった事なんですけど、数年前、私が京都にある、大きな開発用地をとある業者へおろす時の話。

そこの買主である業者は母体は誰もが知ってるような会社のグループで、謄本関係の名前や資本には一切その関係性が示唆されてないことから、

最初知らない売主さんや仲介業者はほんとに決済できるか不安で話をなかなか詰めてくれないことも多いのですが、こちらがエビデンスを見せると誰しもがへーそうなんですね!

みたいなリアクション取ってくれます。

そんな大手会社のグループなのに、ここの会社はめちゃくちゃ調査がザルなんです笑

僕は結構ここら辺はしっかり、徹底的にやったりするものなんですが、ここの会社さんは僕がやってきた調査をまんま信じちゃうようなところ笑

普通はありえないです!

そんな独特の癖もあって、京都の土地を取引する際、売買契約書を作成する時点で、ある土地に滅失登記されてない登記が10個もあることが判明、しかも土地の地主はこっちで直接会って話してるので、問題ないんですけど、恐ろしいことに全員借地人で、しかも中には登記された日付が昭和35年とかあるじゃないですか笑

これぜってー相続起きてるし、めんどくせーとか思ったけど、契約自体は半年以上も仕込んでやってきたものだけに通常の会社であれば、こんな大問題が出た時点で取引の見直しが行われたり、ちゃんと事実関係が確認されるまで契約の保留、あるいは契約自体がなくなるものですけど、

この会社はまぁ色々あるけど、問題がない土地なんて買ってもつまらねーからとか言って特約の決済条件に全てを盛り込んで契約しちゃいました笑

さすがに僕も笑いましたけど、額が8億ぐらいの取引だったので、内心大丈夫かなー、

ていうか、この後始末すんの俺だしなー

とかちょっとこのまま進めるのが嫌でしたけど、何とか決済までこぎ着けましたよ。

ここら辺のスキームに関してはのちのちブログで公開するかもしれないですが、

なかなかのウルトラCです笑

まぁ、話は逸れましたが滅失登記しないままの売買なんて、いつ誰が抵当とか打ってくる可能性もある訳だし、建物自体を全く別の他人に売却しちゃう可能性もある訳で、

ちゃんと滅失登記しとかないとなんかあったら、ヤバいってのはそういう意味からです。

建売屋さんはこんな作業死ぬほど繰り返してるので、飽きてるでしょうけど、僕は久しぶりだったので、昔のことを思い出したり、また勉強になったりと色々と収穫出来ました。

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